- 「食べる機能」、「話す機能」、「その他の呼吸などの機能」が十分に発達していない、または正常に機能できていない
- 明らかな食べる機能の障害となる病気がない
- 口の機能の正常な発育において個人的な、環境的な原因があり、専門的な関与が必要である
上記のような状態とされています。
生まれつきの病気がなく、食べたり話したりがうまくできない状態だが、 治療で日常生活の癖をかえたり、習慣となっている環境を整えたり、 専門的なトレーニングをすることでその改善が見込める状態ということです。
正常な状態でも年齢とともに口腔機能は低下しますが、すでに幼少期から口腔機能が低下していると高齢になったときにより深刻な機能不全がおきます。
窒息などの危険も増えます。
よって口腔機能発達不全症は成長がとまる前に改善することが大切です。
口をポカンとあけている
ポカンと口をあけていると歯並びが悪くなったり上顎前突してしまう原因に なります。また酸素のとりこみが少なくなり酸素が脳へ、行きにくくなるので 頭痛や集中力がなくなる、イライラするなど心身への影響が現れることもあります。 口呼吸はウイルスや病気の菌が直接ノドへ入ってくるので風邪やインフルエンザにかかりやすくなることがわかっています。
口がへの字になり顔が長い
顎が十分に発達しないので鼻から下の部分が正常に成長せず、顔が上下に長くなってきます。
その他にも
- 滑舌が悪い
- 食べこぼすことが多い
- くちゃくちゃ食べる
- 硬い食べ物がたべられない
- 口腔乾燥による口臭
- 口唇がガサガサ
など、口腔機能発達不全症は小児がかかえる現代病といわれています。
当院では、口腔機能発事を正常に促すためのステップ型トレーニング(MFT)を取り入れています。
舌を前に出さない唇を咬まない、指を入れない、うつ伏せで寝ないなど原因の除去と、口の閉じ方、舌の正しいポジションなどを指導し、トレーニングをサポートするプログラムです。
ぜひご相談ください。